訪問診療とは
訪問診療とは、加齢に伴う様々な障害や脳卒中、悪性腫瘍、神経難病などで通院が困難な方に対して、診察のために定期的に医師がご自宅を訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等をさせていただきます。訪問の頻度は、病状が安定している場合は月2回程度です。ただし、在宅での緩和ケア、看取りをご希望される場合は、症状に応じ頻回訪問を行います。
対象となる患者様
訪問診療は通院困難な患者さんであれば若い方からお年寄りまで、病気の種類や障害の種類に関係なく受けることができます。脳卒中、呼吸器、循環器疾患や認知症などで外出困難な方、様々な神経難病の方やがんの方、高齢の寝たきりの方まで多様な方が対象です。定期的な訪問診療のほかに、容態の急変時には往診させていただきます。 在宅酸素療法、在宅酸素療法、気管切開、中心静脈栄養、経管栄養、褥瘡処置、がんの症状緩和など対応可能です。
往診とは
突発的な病状の変化に対して緊急的に家に伺って診療を行います。定期訪問を行っている方が急に具合が悪くなったときには夜間休日であっても必要に応じて緊急往診を行います。
診療内容
在宅医療とは、病院で受けられていた医療サービスをご自宅、施設等、住まわれているところで提供させていただくものです。病状が安定し医療処置がほとんど必要なくても通院ができないために入院を余儀なくされている方、病状が不安定で医療処置が必要な場合や癌の終末期などでも「自宅で過ごしたい」という希望のある方に、住み慣れた場所での医療を提供させていただきます。
精密検査や入院が必要となった場合は、地域の連携医療機関をご紹介いたします。
在宅医療におけるICTを用いた連携推進
質の高い在宅医療を提供することを目的として、国はICTを用いた多職種連携の体制構築を推進しています。
在宅医と病院主治医、訪問看護師や薬剤師、ケアマネージャーなど患者さまに関わる多くの職種が、患者さまの状態や今後の方針などを、インターネットを用いていつでも情報共有ができ、状態に応じ患者さまの希望に添った医療介護が提供できるよう取り組むための連携体制です。
そのため、当院を利用されている患者さまにも、MCS(メディカルケアステーション)という医療介護限定のSNSの利用にご同意していただくようお願いしています。
ご協力お願いいたします。
連携機関
- 【医療機関】猪原[食べる]総合歯科医療クリニック
- 【訪問看護】福山市医師会訪問看護ステーション、訪問看護ステーションしあわせ、創心会訪問看護リハビリステーション福山、ありがとう総合訪問センター等
- 【居宅介護支援事業所】福山市医師会居宅介護支援事業所、らいふケアプランセンター福山 等
- 【保険薬局】ファーマシィ薬局引野 等
- 【福祉用具】株式会社ライフケア福山支店 等
- 【通所介護】デイサービスセンター五本松の家
- 【通所リハビリテーション】くつろぎ苑
＊メディカルケアステーションとは＊
患者さまの治療やケアに必要な情報を、関係職種間でインターネットによりリアルタイムに共有するICTツールです。厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュリティで大事な情報を守ります。
